002 / クーポン
クーポン後の利益を確認する。値引きで赤字にしないための見方
クーポンは売上を作りやすい一方で、粗利を直接削ります。割引率だけで判断せず、割引後価格、原価、手数料、送料やポイント負担を並べて確認しておくと、セール後の赤字を避けやすくなります。
この記事の要点
- クーポンは「販売価格を下げる施策」なので、粗利額から先に減ります。
- 割引後価格に対して手数料がかかる場合と、定価基準の負担が残る場合を分けます。
- クーポン単体ではなく、広告費、ポイント、送料と一緒に見ると実務に近づきます。
まず割引後の販売価格を見る
30%オフと聞くと大きく見えますが、実務では「割引後にいくらで売っているか」を先に確認します。
割引後価格 = 定価 × (1 - 割引率)
定価4,980円で30%オフなら、割引後価格は3,486円です。ここから原価と手数料を引いたものが、クーポン後の粗利になります。
見落としやすい負担
- モール手数料や決済手数料
- 店舗負担のポイント
- 送料無料ラインに合わせた送料負担
- 広告経由で売れた場合の広告費
- 返品や交換が起きたときの追加コスト
クーポンの判断は「売れそうか」だけではなく、「売れたあとに残るか」で見るのが安全です。特に粗利額が小さい商品では、数百円の負担追加で利益が消えます。
セール前に確認する順番
- 通常販売時の利益率を確認する。
- 割引後価格を出す。
- 割引後価格に手数料をかけ直す。
- 広告費、ポイント、送料を足す。
- 赤字ラインに近い商品は、対象外または割引率を下げる。