D-Link DIR-825 の OpenWrt リリースプロファイル
DIR-825 rev.C1はAtheros AR9344、RAM 128MB、flash 16MB、Gigabit×5、2.4/5GHz 11nの旧ルーターです。D-Link純正はdiscontinuedですがOpenWrt対応情報があります。C1以外のB1/B2等へ同じイメージを使わず、予備機で復旧GUIを確認してから利用します。この機種を採用・保全・交換する読者は、最初に底面ラベルのHardware RevisionがC1であることを確認することが重要です。メーカー仕様、現在のファームウェア、実測、未確認事項を分け、古い機種は「動く」だけで本番継続を決めません。一次情報の確認日は2026年8月6日です。
30秒要約
- AR9344 560MHz、RAM 128MB、flash 16MB。
- Gigabit Ethernet×5。
- 2.4/5GHz 2×2 11n。
- USB 2.0×1、電源12V 2A。
- OpenWrt対応・D-Link Recovery GUIあり。
基本仕様
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| SoC | Atheros AR9344、560MHz |
| RAM/Flash | 128MB / 16MB |
| Ethernet | Gigabit×5 |
| 無線 | 2.4GHz b/g/n、5GHz a/n、各2×2 |
| USB | USB 2.0×1 |
| 電源 | 12V DC 2A |
| Bootloader | U-Boot |
| 状態 | OEM discontinued、OpenWrt対応 |
Hardware Revision
DIR-825はB1/B2/C1等でSoC・flash・イメージが異なります。製品名だけでなく底面H/W Ver.: C1を確認します。
用途と制約
OpenWrt学習、隔離AP、予備ルーターに向きます。Wi-Fi 5/6、WPA3、2.5GbE、高速VPNには不向きです。16MB flashはpackage追加に制約があります。
ポート・無線・電源
Gigabit×5は1WAN+4LAN構成が一般的ですが、OpenWrtではswitch/VLAN設定を確認します。serialは3.3V、115200 8N1の情報があります。
OpenWrt・復旧
C1用factoryとsysupgradeイメージを区別します。初回OEM GUIはfactory、OpenWrt内更新はsysupgradeを使用します。Recovery GUIを準備します。
近い機種・代替候補との比較
| 比較対象 | 共通点 | 違い・選ぶ基準 |
|---|---|---|
| DIR-825 B1/B2 | 同名別revision | イメージ非互換 |
| HAR-20S2U1 | OpenWrt Wi-Fi 6 | 性能・flashが新しい |
| GL.iNet Beryl 7 | OpenWrt系完成品 | 現行support・2.5G |
採用・保全・交換の判断表
| 状況 | 判断 | 理由・次の行動 |
|---|---|---|
| C1確認済み・ラボ | 採用可 | recovery準備 |
| revision不明 | 書込禁止 | brickリスク |
| 主回線 | 交換 | 旧無線・保守 |
| package多数 | 不向き | 16MB flash |
検証前に共通で残す情報
ネットワーク機器は、同じシリーズ名でも派生型、販売地域、ハードウェアリビジョン、無線有無、ストレージ有無、付属品違いがあります。外箱、底面ラベル、Web管理画面、CLIの機種表示を写真またはテキストで保存してください。
manufacturer:
product_name:
model_number:
hardware_revision:
serial_number: 非公開保管
current_firmware:
power_adapter_rating:
region:
management_url_or_cli:
checked_at:
実効速度は、回線、端末、距離、チャンネル幅、暗号化、セキュリティ機能、VPN、ストレージ、ケーブルで変わります。メーカーの「最大○Mbps」「Firewall throughput」は測定条件付きの規格値・最大値です。採用判断では同じ構成でWAN-LAN、LAN-LAN、Wi-Fi、有効化するセキュリティ機能を分けて測定します。
確認例1:revision確認
底面ラベルとOEM WebUIのhardware versionを保存し、C1用factoryファイル名と照合します。
確認例2:Recovery GUI
固定IPの予備PCと復旧手順を用意し、重要回線から外した状態で更新します。
ファームウェア更新と復旧の共通手順
- 型番・派生型・ハードウェアリビジョンを確認します。
- 現在のファームウェア、設定、管理IP、WAN方式、VLAN、VPN、無線SSIDを記録します。
- メーカー公式の対象機種欄とダウンロードファイル名を照合します。
- 有線接続、安定した電源、停電しない時間帯を用意します。
- 更新中は電源・LANケーブルを抜きません。
- 再起動後にバージョン、時刻、WAN、LAN、DNS、DHCP、VPN、無線を確認します。
- 設定バックアップを別機種・別世代へ無条件に復元しません。
更新に失敗した場合は、連続して別イメージを書き込まず、メーカーのリカバリー、初期化、TFTP、USB復旧、シリアルコンソールなど、機種固有手順を確認します。古い機種では公式サポートが終了している場合があるため、重要回線へ投入する前に代替機を準備します。
電源・安全
12V/2Aの極性を確認し、serialへ5Vを入れません。更新中に電源を切らず、keep settingsの互換性を確認します。
要確認事項
OpenWrtの最新stable対応版は変わるため、導入時にDevice Pageとdownloadsを再確認してください。
最終判断の受入条件
D-Link DIR-825 rev.C1を「採用可能」「保全可能」とするには、公式仕様を読んだだけでなく、現物または同一SKUで次を確認します。
| 確認項目 | 合格条件 | 保留・交換条件 |
|---|---|---|
| 型番・派生 | 本体ラベル、管理画面、公式ページが一致 | シリーズ名しか分からない |
| ファームウェア | 対象SKUの公式最新版、復旧手段あり | EOS、対象外イメージ、更新不能 |
| 有線・無線 | 必要ポート数・速度・暗号が実測で足りる | 規格値だけで不足、切断、旧暗号 |
| 電源・温度 | 純正/適合電源、長時間負荷で安定 | 再起動、過熱、電源定格不明 |
| 運用 | 設定backup、監視、交換予備、責任者あり | 単一障害点、復旧不能、資格情報不明 |
速度検証は、メーカーの最大値と同じ数字を出すことを目的にしません。必要なアプリケーションが、想定する端末数・セキュリティ設定・VPN・VLAN・ケーブルで安定するかを確認します。古い機種では、性能が足りても未修正脆弱性・証明書・暗号方式・サポート終了が交換理由になります。
廃棄・譲渡時は、設定初期化だけでなく、管理者アカウント、VPN鍵、証明書、DDNS、クラウド登録、ログ、NAS内データ、SIM、ストレージを確認します。初期化方法が不明な機器は、重要情報を残したまま譲渡しません。
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更新履歴
- 2026-08-06: メーカー公式製品ページ、マニュアル、ファームウェア、製品ライフサイクル、公式プロジェクト資料を再確認し、仕様・互換性・交換判断を更新しました。
参考リンク
- OpenWrt hardware data - 詳細仕様
- OpenWrt DIR-825 - install/recovery
- OpenWrt downloads - C1用イメージ