CH552の公式データシートは、CH552を低速・フルスピードUSB Device MCUとして説明している。WCHのUSB MCU比較表でもCH552は1*Dであり、USB Hostは示されていない。したがって、CH552単体へUSBメモリを接続するHost実装は前提にできない。この版では、SDカードやSPIフラッシュへの置換による実装簡略化を中心にする。
USB Hostとして扱えない理由
| 確認項目 | CH552で確認できること |
|---|---|
| USB役割 | Device |
| USB Host | 公式仕様で確認できない |
| USBメモリ | MSC Host、SCSI、ファイルシステムが必要 |
| Powered Hub | Hostコントローラがなければ利用不可 |
| VBUS供給 | 5Vを出すだけではHostにならない |
CH559はWCH公式データシートでUSB Host/DeviceとRoot-HUBを明示しており、CH552とは別製品である。
必要部品の読み替え
| 指定部品 | CH552での扱い |
|---|---|
| USB OTGケーブル | Host機能を追加しない |
| Powered USB Hub | CH552単体では利用不可 |
| USBメモリ | Host対応MCUへ変更後に使用 |
| 5V電源 | VBUS供給だけでは不十分 |
| CH552ボード | USB Deviceや制御用途に利用可能 |
現実的な代替構成
CH559へ変更する
WCHの8bit系を維持しつつUSB Hostが必要な場合の候補。メモリ、Root-HUB、Hostサンプルを確認する。
CH32V208やRP2040へ変更する
32bit MCUへ移行し、公式USB Hostサンプルやライブラリを利用する。
SDカード・SPIフラッシュへ変更する
保存媒体が必要なだけなら、USBメモリより実装負荷を下げられる可能性がある。
PCをHostにする
CH552をUSB DeviceとしてPCへ接続し、保存処理はPC側で行う。
次の行動
- USBメモリが必須要件か確認する。
- 保存容量、抜去、電源断、ファイル互換性を整理する。
- Host対応MCUを選ぶ。
- 列挙、MSC、ブロック読出し、ファイルシステムを段階評価する。
- VBUS給電と逆流防止を別途設計する。
要確認: 非公式の特殊実装が存在しても、公式USB Host対応とは扱わない。
関連ページ
公式資料
- WCH CH552製品ページ(確認日: 2026-07-23)
- CH551/CH552データシート(確認日: 2026-07-23)
- WCH USB MCU比較表(確認日: 2026-07-23)
- CH559データシート(確認日: 2026-07-23)
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