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Cursor AIエディターでWebディレクターが自力でコーディングする方法

AIに教えてもらった話で便利そうな情報

Cursorの基本概要

Cursor(カーソル)は、高度なAI機能を統合したコードエディター(IDE)です。Windows・macOS・Linuxで動作し、Visual Studio Codeをベースに開発されています​

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en.wikipedia.org。そのためインターフェースは馴染みやすく、既存のVS Code拡張機能や設定もそのまま利用可能です​

en.wikipedia.org。Cursor最大の特徴は、エディター内でChatGPTのようなAIアシスタントが常時利用できる点です。自然言語で指示を出すだけで、コードの生成や編集が可能となり、従来はコーダーに依頼していた作業もWebディレクター自身で完結できるようサポートしてくれます。​

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datacamp.com実際2023年のリリース以来、コード生成や賢い補完によって開発効率が大幅に向上したという報告もあります​

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AIエディターの強力な活用法

HTML/CSS/JavaScriptの記述と補完

Webディレクターが扱う機会の多いHTML/CSS/JavaScriptのコーディングは、CursorのAIが得意とするところです。たとえばページのレイアウトやフォームを作成したい場合、**「2カラムレイアウトのレスポンシブなHTMLとCSSを作成して」**とプロンプトを入力すれば、ベースとなるコードを瞬時に生成してくれます。実際にCursorのチャットウィンドウに手描きのワイヤーフレーム画像をドラッグ&ドロップし、「このデザインのHTMLとCSSを書いて」とお願いすれば、それに沿ったコード提案も可能です​

datacamp.com。また、コードを書き始めると続きのコードをAIが予測して補完してくれるため、Tabキーを押すだけで複数行のコードを一気に入力完了できます​

en.wikipedia.org。これによりコーディングの漏れやタイポを減らしつつ、スピーディーにマークアップやスクリプトを書くことができます。

コード修正・最適化

既存のコードの修正やリファクタリングも、AIエディターに任せられます。Cursorでは修正したいコードを選択し**Ctrl+K(⌘+K)**を押すと、AIに対してその部分の編集指示を出すことができます​

datacamp.com。例えば「この部分のJavaScriptを最新の記法に書き換えて」と依頼すれば、ES6+のモダンな構文に改善してくれるでしょう。動作しないバグがあれば「ここがうまく動かない原因を教えて」と質問し、原因箇所の指摘や修正コードの提案を受けることもできます。AIが一度の指示で完璧に直せなくても心配いりません。チャットを通じて追加の質問や再度の修正依頼を行い、徐々に完成度を高めていく運用が効果的です​

forum.cursor.com。人間が行うコードレビューのように、AIに直してもらったコードを確認・承認しながら進めることで、確実かつ効率的にコーディングを改善できます。

ChatGPTとの連携で効率的なコーディング

CursorのエディターにはChatGPTスタイルのチャット機能が統合されており、疑問点の解消から実装の相談まで幅広く活用できます​

en.wikipedia.org。**Cmd+L(⌘+L)**でチャットウィンドウを開き、「このコードの意味を説明して」「フォームバリデーションの実装方法を教えて」といった質問を投げかけてみましょう。AIはコードの生成だけでなく、質問への回答やコードの説明も行ってくれます​

datacamp.com。これにより、いちいちブラウザでChatGPTを開いて質問する手間が省け、エディターから離れずに調べ物やコーディングが完結します​

datacamp.com。特にChatGPTで得た回答をコピーペーストしていた従来の作業と比べ、Cursor内で対話しながらコードを書けるメリットは大きいです。あるユーザーは「もはや自分でコードを書くというより、AIにやってもらい自分は承認する立場になった」と述べており、煩雑な文法や構文に悩まされずに済む快適さを実感しています​

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必須機能と便利機能

スニペット管理

スニペットとは繰り返し使う定型コードを登録しておき、素早く再利用できるようにする仕組みです​

code.visualstudio.com。たとえばHTMLのヘッダー部分やアクセス解析タグ、よく使うCSSクラス定義などをスニペット化しておけば、毎回一から書く必要がなくなります。CursorはVS Code由来のエディターなので、ユーザー定義スニペット機能やスニペット管理プラグインを利用可能です。Webディレクターの作業でも、ECサイトの商品カードテンプレートやお問い合わせフォームのコード断片などをスニペット登録しておくと、AI補完と組み合わせて定型作業を爆発的に効率化できます。スニペットはAI生成コードのベースにもなるため、AIに頼りすぎず自社標準に沿ったコードを維持するのにも役立ちます。

Gitとの統合

Web制作やECサイト運用では、Gitによるバージョン管理が欠かせません。Cursorはエディター内からGitの操作が可能で、変更のステージングやコミット、プッシュといった一連の作業をGUI上で直感的に行えます。さらにユニークなのがAIによるコミットメッセージ自動生成機能です。変更内容をステージした状態でコミット画面を開き、メッセージ入力欄横の✨アイコンをクリックすると、差分内容と過去の履歴を分析した適切なメッセージが自動入力されます​

docs.cursor.com。履歴からプロジェクト固有の表現も学習してくれるため、コミットメッセージの書き方に不安があるディレクターでも安心です。こうしたGit統合により、コード編集から履歴管理まで一気通貫でAIがサポートしてくれる点は大きな利点です。

デバッグ補助機能

Cursorはコーディングだけでなくデバッグ面でも心強い味方です。VS Codeベースのため、言語ごとのデバッガー拡張機能を導入すればブレークポイントの設定や変数のモニタリングなど従来型のデバッグも可能です。加えて、AIを活用したデバッグ支援も見逃せません。エラーが発生した際にエラーログや問題のコードをチャットで共有し、「どこがおかしい?」と尋ねれば、原因の推察や解決策の提案を得られます。場合によってはコード全体を見渡した上で、根本的な不具合箇所を指摘してもらうこともできます​

en.wikipedia.org。このようにCursorはバグ修正やリファクタリングのプロセス自体を変革し、より迅速かつ体系的なデバッグを実現します​

datacamp.com。ディレクターが苦手としがちな技術的な不具合対応も、AIの助言を得ながら解決できるため安心です。

コードの解説・リファクタリング

AIエディターはコードの読解やリファクタリングにも威力を発揮します。自分で書いたコードはもちろん、他の開発者が書いたコードでも、理解が追いつかない場合はCursorに聞いてみましょう。関数やクラスを選択して「このコードは何をしているのか解説して」と頼めば、自然言語でわかりやすく説明してくれます。実際、Cursorはプロジェクト全体を把握しており、自然言語によるクエリで特定の関数やファイルを見つけ出すことすら可能です​

en.wikipedia.org。これは大規模なコードベースで目的の処理を探す際に非常に有用です。また、**リファクタリング(コードの構造改善)**もAIならではの得意分野です。Cursorには複数行のコードを書き換える「スマートリライト」機能があり、一度の指示で広範囲のリファクタリングを適用できます​

en.wikipedia.org。例えば、「このコードをより読みやすくリファクタして」と依頼すれば、変数名の改善や重複処理の関数化などを一括で行ってくれるでしょう。これらの機能により、コードの品質向上と理解促進をディレクター自身でコントロールできます。

おすすめプラグイン

開発系プラグイン(LSP、ESLint、Prettierなど)

Cursor自体にも基本的な補完機能は備わっていますが、VS Code互換の強みを活かして開発支援系のプラグインを導入すればより安心です​

en.wikipedia.org。まずLSP(Language Server Protocol)対応の拡張機能は必須級です。HTML/CSS/JavaScriptそれぞれの言語サーバーを有効にすれば、コードの文法エラー検出や高度なインテリセンス補完が利用できます。加えてESLintを導入すれば、JavaScriptの品質チェックやコーディング規約の統一が図れます。Prettierも一緒に使えば、保存時に自動でコードを整形してくれるため、コードスタイルを気にせずAI提案を受け入れてOKです。これら開発系プラグインにより、AIが生成したコードの品質と一貫性を担保しやすくなり、実運用に耐えうる成果物を得られるでしょう。

生産性向上系プラグイン(タスク管理、スケジュール連携)

Webディレクターは複数のタスクを並行して進めることが多いため、生産性向上系のプラグインも活用したいところです。例えば、コード中のTODO:コメントを一覧表示してくれるTodo Tree拡張は、作業漏れの防止に役立ちます。同様に、プロジェクト内の課題を管理するJiraやTrelloとの連携プラグインを使えば、コーディングしながらチケットの状態を確認したり、進捗を更新したりできます。さらにスケジュール連携の観点では、VS Codeカレンダー連携プラグインなどを利用してリリース日や締め切りをエディター上で把握することも可能です。加えて、Web制作ならLive Serverプラグインを使ったリアルタイムプレビューもおすすめです。保存と同時にローカルサーバー上で変更を即座に確認できるため、AIが生成したHTML/CSSの結果をブラウザで逐一チェックする手間が省けます。これらのツールを組み合わせれば、AIによるコーディングとディレクション業務の両立がスムーズに進むでしょう。

テンプレート/コンポーネント管理プラグイン

大規模なサイト制作やECサイト運営では、再利用可能なテンプレートやコンポーネントの管理が生産性の鍵となります。Cursorは標準機能や拡張によって、こうしたテンプレート管理を支援できます。例えば、コードスニペット集のプラグインを導入してプロジェクト共通のテンプレート(ヘッダーやフッター、商品カードなど)を登録しておけば、新規ページ作成時にボタン一つで雛形を挿入できます。加えて、ReactやVueといったフレームワークを扱う場合は、対応する拡張機能を入れることでコンポーネントの自動補完やプロップのヒント表示が可能になります。UIコンポーネントカタログを管理するStorybookとの連携プラグインなども活用すると、デザインとコードを行き来しながら作業する際に便利です。Cursor自体がAIによりコードの構造を理解しているので、テンプレート内で不足している部分はAI補完で素早く埋める、といった使い方もできます。プラグインとAIの力で、パターン化されたコーディング作業をほぼ自動化しつつ、全体のコード構成も統一できます。

AIエディターの使い方をマスターするコツ

効率的なプロンプトの書き方

Cursorを使いこなすには、AIへの指示文(プロンプト)の工夫が欠かせません。以下のポイントに留意してプロンプトを作成すると効果的です:

  • 目的を明確に伝える: まず何を実現したいのか具体的に書きます(例:「商品一覧ページのHTMLを作成して」など)。ゴールが明確だとAIも適切なアウトプットを返しやすくなります。
  • 必要な要件や制約も補足: デザインのテイストや技術スタックの指定があれば伝えます(例:「Bootstrapは使わずにCSSだけで実装して」や「SEOを意識して見出しタグを適切に使って」など)。細かな指示ほど望む結果に近づきます。
  • 段階的に依頼する: 複雑な開発は一度に大きく依頼するより、機能ごとに分けてプロンプトを出す方が安定します。まず土台を生成→次に細部を修正→最後に最適化、とステップを踏むとAIもコンテキストを把握しやすくなります。

こうしたコツを踏まえてプロンプトを書けば、余計な試行錯誤を減らしスムーズにAIを活用できるでしょう。

繰り返し活用するスニペット・テンプレートの整備

AI任せでコードを書いていると、毎回提案されるコードが微妙に異なりプロジェクト内で不統一になる恐れがあります。これを防ぐには、人間が管理するスニペットやテンプレートの併用が効果的です。先述のスニペット管理機能やテンプレート挿入プラグインを活用し、自分や自社で頻出するコード断片をストックしておきましょう。例えばフォームのバリデーション処理や決済ボタンのコードなど、毎回似た実装になる部分はテンプレ化します。こうして蓄えたスニペットを作業のたびに呼び出せば、AIもそれをベースに補完や修正を行いやすくなるため、結果的にアウトプットの品質と一貫性が向上します。ディレクター自身も「この機能は過去に似た実装をしたな」と把握しやすくなり、経験が資産として蓄積される形になります。

AIの弱点を補う運用方法

便利なAIエディターですが、過信は禁物です。AIにはまだまだ弱点や限界が存在するため、それを人間が補完する運用が求められます。まず重要なのは、出力されたコードの検証とテストを怠らないことです。Cursorが生成したコードが一見正しく見えても、実行してみると思わぬバグが潜んでいる可能性があります。ブラウザで表示確認をしたり、コンソールでエラーが出ていないかチェックしましょう。また、AIが提示した回答が常に最適解とは限りません。ときには古いコーディング手法や非推奨のAPIを使っている場合もあります。その際は最新の情報を人間がリサーチし、AIには再度「よりモダンな方法で書き直して」と指示し直すなどの対応が必要です。実際、プログラミング未経験のユーザーでもCursorを使ってアプリ開発に挑戦できていますが、「バグ修正には多少の手助け(人間の介入)が必要だった」と振り返っています​

forum.cursor.com。このようにAIを相棒として捉え、人間が最終チェックと方針決定を行うことが、安全かつ効果的に使いこなすポイントです。AIの提案を鵜呑みにせず、自分の頭で理解・判断しながら取り入れることで、ディレクター自身のスキルアップにも繋がります。


これらのTipsを踏まえてCursor AIエディターを活用すれば、Webディレクターでもコーダーに頼らず自力でWeb制作やECサイト運用に必要なコーディング作業をこなせるようになるでしょう。最初は戸惑うかもしれませんが、実際に手を動かしていく中でAIとの協調作業にも慣れてきます。幸いCursorは無料でも強力な機能を提供しており、使い込むほどに開発ワークフローの改善効果を実感できるはずです​

en.wikipedia.org。ぜひ日々の制作現場にAIエディターを取り入れ、効率的かつストレスフリーなコーディングを実現してみてください。

リンクの貼り方が独特やね。

いやまあ、ChatGPT plusにもDeepResearch使えるらしいので。
Genspark大好きなんだけど、これも素晴らしい機能だ。

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