基本情報

テーマ3Dプリントの材料費をざっくり見積もる
知りたいことフィラメントやレジンの材料費を概算したい。
主な読者購入前にランニングコストを知りたい人。
分類cost
確認項目材料単価、重量、失敗率、後処理、送料
一次情報の確認先機器・材料メーカーの公式仕様、取扱説明書、更新情報
情報確認日2026-07-14

機種、材料、販売条件で結果は変わります。設定や購入の前に、対象製品の型番と公式情報を確認してください。

概要

材料費は本体価格より見落とされがちです。フィラメントは重量、レジンは消費量、失敗率、サポート、後処理用品も含めて見ます。

主な読者 購入前にランニングコストを知りたい人。

3Dプリントの費用は、フィラメントやレジンの購入価格だけでは決まりません。スライサーが示す使用量に、サポート材、失敗分、洗浄材、消耗品、電気代を足すと、比較に使える見積もりになります。ここでは「厳密な原価計算」ではなく、作るか外注するかを判断できる粒度を目指します。

最初に集める4つの数字

数字取得方法見落としやすい点
造形物の使用量スライサーの重量・体積表示サポート、ラフト、パージを含める
材料の購入単価購入価格÷正味重量または容量送料、使い切れない残量を分ける
造形時間スライサー予測と実測予熱、洗浄、二次硬化は別時間
失敗率直近の同種造形から見積もる初回試作は余裕を大きく取る

FDMの材料費

フィラメント1kgの購入価格をP円、スライサー表示の使用量をWgとすると、基本材料費は次の式で出せます。

基本材料費 = P × W ÷ 1000

たとえば、サポート込みで120gと表示された場合は120gを使います。多色印刷ではパージ量が大きくなることがあるため、完成品の重量ではなくスライサーの合計使用量を使うのが要点です。

さらに、失敗と試作の余裕を係数で加えます。

見込み材料費 = 基本材料費 × (1 + 失敗余裕率)

形状や材料が初めてなら、余裕率を0にして最安値だけを見るより、テスト片と再出力を別行に置く方が現実に近づきます。

光造形の材料費

レジンは、スライサーが示す体積または重量と、ボトルの正味量から計算します。中空モデルでは本体の使用量が減っても、内部洗浄、排液穴、サポート配置が必要です。バットに残る量をすべて消費扱いにする必要はありませんが、色替えや材料交換で回収しにくい分は運用ロスとして分けます。

光造形では、次も一緒に記録します。

  • 洗浄用IPAなどの溶剤、または指定洗浄液
  • ニトリル手袋、ペーパー、フィルター
  • FEP/PFA系フィルムなどの交換部品
  • 洗浄・二次硬化に使う時間と電力
  • サポート除去や研磨で失う部材

電気代は消費電力と時間を分けて考える

概算は消費電力(kW) × 稼働時間(h) × 電力単価です。ただし、定格消費電力を造形中ずっと使うとは限りません。FDMはヒーターの制御で消費が変わり、光造形は本体に加えて洗浄硬化機を使う場合があります。厳密に知りたいときは、対応容量の電力計で同じ条件の造形を測ります。

本体価格を1個へ割り振るか

趣味の道具として楽しむ場合、本体価格を毎回の材料費へ入れない整理もできます。一方、受注や外注比較では、本体、保守、作業場所、作業時間を無視すると採算を誤ります。

目的本体・作業費の扱い
趣味の材料比較材料・消耗品・電気を中心にする
外注との比較本体償却、失敗、後処理時間も加える
販売価格の検討梱包、検品、ライセンス、決済手数料まで加える

見積もり表の作り方

  1. スライサーから材料使用量と造形時間を転記する。
  2. 材料、サポート、パージを同じ単位へそろえる。
  3. 消耗品と後処理を別行にする。
  4. テスト片と再出力の余裕を加える。
  5. 外注見積もりと比べる場合は、送料と納期もそろえる。

金額が変わりやすい項目には、購入日または確認日を残します。これで、材料価格が変わっても数量を再利用できます。

参考情報

今回確認した判断材料

このページで確認すること

FDMとレジン造形の一件あたり変動費を、モデル使用量だけでなく、サポート、失敗、パージ、洗浄、二次硬化、消耗品、電力まで含めて概算する。

判断に使える確認事項

対象種別

3Dプリントの原価・材料費見積もり手順。単一製品ではない。

材料単価×モデル重量だけでは不足する。サポート、パージ、失敗率、後処理消耗品を分離して記録する。

前提・例外: 見積値はスライサー推定と実績の差を含む。

メーカー

該当なし。

価格例を固定せず、読者が購入単価を入力できる式にする。

前提・例外: 計算方法を扱う。

型番

該当なし。

本体の公称最大消費電力をそのまま平均電力に使わず、可能なら実測する。

前提・例外: 機種別消費電力や廃棄率を使う場合は型番が必要。

主要スペック

基本式: 使用材料量×実購入単価 + サポート/パージ + 失敗引当 + 消耗品 + 後処理 + 電力。レジンは槽残量や洗浄液、手袋、フィルターも考慮。

材料費と販売原価を分けると、趣味の概算と受託価格の混同を防げる。

前提・例外: 人件費、設備償却、場所代、検査、梱包、利益は『材料費』とは別列にする。

互換性

スライサーの体積・重量・時間推定は、材料密度とプロファイルが正しいことが前提。

同じSTLでも向き、層厚、充填、壁数、サポート、マルチカラーで原価が変わるため、最終ジョブから見積もる。

前提・例外: スライサー間でパージ、サポート、加速度、時間推定方法が異なる。

安全上の注意

コスト削減のために汚染レジン、劣化材料、期限不明溶剤を無理に再利用しない。材料SDSと廃棄規則を優先。

廃液や汚染ペーパーをゼロ円扱いにしない。安全な保管・廃棄の費用を原価に含める。

前提・例外: 廃棄費用・地域ルールは所在地で異なる。

公式URL

PrusaSlicer公式ヘルプ、Formlabs公式コスト解説・安全情報。

記事には再利用可能な計算式と入力欄を置き、固定価格ランキングにしない。

前提・例外: 材料価格・電気料金は変動情報で、確認日を別途記録する。

参考にした一次情報

購入・検索リンク

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PLA フィラメント 1kg

検索結果には公式品、互換品、旧型、セット品が混在します。型番と販売元を確認してください。

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水洗い レジン

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