基本情報

項目内容
テーマWordPressでGA4が二重計測(重複)していないか確認して整理する手順
分類問題
読めることWordPressでテーマ、プラグイン、GTMが重なって二重計測になっていないか確認する。
形式実務手順と確認項目を整理したガイド
確認日2026-08-17

WordPressでGA4を設定した後に、テーマ、プラグイン、GTM、HTMLへの直接挿入が重なると、同じページで複数のタグやイベントが動く可能性があります。ただし、PVが多いという印象だけで二重計測と断定するのは危険です。

先に現在の設定を記録し、ページ上で検出されたタグとイベントを確認してから、どの経路を残すか決めます。テーマ名やプラグイン名はサイトごとに異なるため、画面名を固定せず、測定ID・コンテナID・出力場所を軸に確認します。

二重計測を疑う前に確認すること

次の状況があっても、それだけでは二重計測の証拠になりません。

まず、同じプロパティ、同じデータストリーム、同じ日付範囲を見ているかを揃えます。そのうえで、Tag Assistantやページソースからタグとイベントを直接確認します。

変更前に現状を保存する

設定を消す前に、復元できる状態を残します。

  1. GA4の測定IDと対象ストリームを記録します。
  2. GTMを使っている場合は、コンテナIDと公開バージョンを記録します。
  3. ページソースを保存し、G-GT-googletagmanagerの出現場所を記録します。
  4. WordPressのテーマ設定、コード挿入、解析プラグイン、GTM連携で設定されている値を一覧にします。
  5. 変更する場所、変更日時、戻し方をメモします。

この段階では、まだどの設定も削除しません。

ステップ1:ページソースで出力経路を洗い出す

公開ページのソースを開き、次の値を検索します。

検索対象分かること
G-またはGT-GoogleタグのID候補
GTM-Google Tag Managerコンテナ候補
googletagmanagerGoogleタグやGTMの出力箇所
page_view明示的なページビュー送信の候補

同じIDが複数回見つかった場合は、直ちに片方を削除するのではなく、どの設定元から出力されているかを確認します。別のIDが見つかった場合は、古いプロパティ、別環境、別サイトの設定が混ざっていないかを調べます。

ステップ2:WordPress側の設定元を一覧にする

サイト管理画面やテーマの構成に応じて、次のような経路を順番に確認します。

  1. テーマのアクセス解析・ヘッダー挿入設定
  2. テーマファイルや子テーマのheader.phpなどに追加したコード
  3. 解析、SEO、同意管理などのプラグイン設定
  4. GTMのコンテナ、Googleタグ、GA4設定タグ
  5. 独自のテンプレートやビルド処理で出力する共通ヘッダー

確認結果を、次の表にまとめると判断しやすくなります。

経路IDまたはコンテナ自動page_view管理担当残す候補 / 停止候補
テーマ記入有無を確認記入記入
プラグイン記入有無を確認記入記入
GTM記入タグ設定を確認記入記入
直接挿入記入コードを確認記入記入

「残す候補」は、誰が今後管理するか、同意やイベント設定をどこで統一するかを決めてから記入します。特定のテーマやプラグインを一律に推奨するものではありません。

ステップ3:Tag Assistantでタグとイベントを確認する

Google Tag Assistantで対象ドメインに接続し、次を確認します。

Tag Assistantで複数のタグが見つかっても、すべてが同じイベントを送るとは限りません。タグの役割、トリガー、イベント詳細を見てから重複を判断します。

残す経路を決めてから1つずつ変更する

運用方針を決めたら、同時に全部を変えず、1経路ずつ変更します。

管理方針そろえる確認
GTMを中心にする直接挿入やプラグイン側のGoogleタグを止め、GTMのタグ・トリガー・公開バージョンを確認
WordPress連携を中心にする採用した1つの連携経路だけを残し、GTMやテーマ側の重複出力を確認
直接設置を中心にする1つのGoogleタグを対象ページへ出力し、別の自動挿入を確認

変更後はキャッシュ、CDN、ページキャッシュがある場合の配信結果も確認します。管理画面で設定を変えただけでは、閲覧者へ返るHTMLがすぐに変わらないことがあります。

変更後の再確認

  1. 同じ公開ページのソースを再確認します。
  2. Tag Assistantで検出タグとpage_viewを再確認します。
  3. GA4のリアルタイムでテストアクセスを確認します。
  4. 24〜48時間後に同じ日付条件で通常レポートを確認します。
  5. 変更前後の日時、設定経路、検出結果を記録します。

過去に重複して記録されたデータを、この手順で自動的に正しい値へ戻すことはできません。ここでの目的は、これからの送信経路を1つの管理方針へ整理することです。

参照した公式資料

参照確認日:2026年8月17日。WordPressの設定画面やプラグイン仕様は構成ごとに異なるため、固有の操作を追加する場合は実際のサイト構成を確認してください。